歯みがきだけでは不十分？

研究によると、歯みがきだけで除去できる歯垢はおよそ61％にすぎません。つまり、どんなに丁寧に歯を磨いても、まだ多くの歯垢がお口の中に残ってしまうのです。では、残りをどうすればよいのでしょうか？

答えは簡単です。歯みがきに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことです。これらの道具を使うことで、歯と歯の間や歯ぐきの際など、歯垢がたまりやすい部分を効率よく清掃することができます。

歯間ブラシの使い方

歯間ブラシは細い毛がついた小さなブラシで、歯と歯の間を清掃するために設計されています。歯間にやさしく差し込み、前後に動かしながら汚れをかき出します。正しいサイズを選ぶことが重要で、自分の歯間に合ったサイズを使用することで効果的に清掃できます。

デンタルフロスの使い方

デンタルフロスも非常に効果的な清掃補助用具です。約45cmのフロスを取り、両手の人差し指に巻きつけます。歯と歯の間にやさしく滑り込ませ、上下に動かしながらプラークを落とします。歯ぐきのラインまでしっかり届かせ、左右両方の歯面を清掃するのがポイントです。

補助清掃と定期健診の補完

歯間ブラシやデンタルフロスは、あくまで歯ブラシを補うためのものであり、歯みがき自体の代わりにはなりません。歯ブラシは1日2回以上、1回2分以上を目安にしっかり磨きましょう。その上で補助清掃を取り入れることで、より効果的に歯垢を除去できます。

日々のセルフケアに加え、歯科医院での定期健診も欠かせません。歯科医師によるチェックやプロのクリーニングを受けることで、お口の健康を維持し、むし歯や歯周病の予防につながります。

まとめ

歯みがきだけでは約 61％ のプラークしか除去できません。残りを取り除くためには、歯間ブラシやデンタルフロスを活用することが欠かせません。これらを毎日の習慣にすることで、磨き残しを減らし、より効果的に歯垢を取り除くことができます。さらに、定期的に歯科医院を受診することで、健康な口腔環境を保ちましょう。